114話 かかってきなさい









あぢぃ(=◇=;)




時刻は夜中の3時。



暑すぎて眠れない。










フェスの街にやってきて、安さで有名なホテル アガディール」という宿を訪れた。



オーナーは気さくでとっても優しい。

子供たちは活発で可愛く、
奥さんは昭和の肝っ玉母ちゃんみたいな人だ。



ドミトリーは無く、シングルとダブルの部屋のみらしいのだが


シングルで55ディルハム(690円)はかなり安い方だと思う。



部屋が1つだけ空いててラッキー(≧▽≦)♪‥と、ウキウキしながら部屋に入ると



黒光りするあいつら(G)が2匹ほど先に休んでおられた。


ここ‥‥ドミトリーだっけ?(・∀・)




2匹の内の1匹は、疲れているようだったのですかさず永遠の眠りについてもらったが


もう1匹は観光にでも出掛けてしまったのか、すぐにいなくなってしまった。




長い旅生活をしているうちに、人間以外とのシェアくらいではそこまで動じなくなっていたが


問題は、案内された部屋が監獄の様な部屋だったということ。


特に窓が無いのが致命的


砂漠の国モロッコで、この時期に風の流れが一切無いのは辛すぎる。



じっとしてるだけで汗がどんどん出てくる。


顔でも洗おうかと洗面所へ行くと、


観光に出てたあいつが友達を作って仲良く遊んでいたので、邪魔しないようにそーっとその場を離れた。










翌朝、不眠不休のまま観光に出掛ける。














旧市街と呼ばれる地域は、住民たちにとっては生活の一部。


その中に飛び込むと、歴史と共存して暮らす彼らの雰囲気や、エネルギーに満ちた素顔を垣間見ることができる。






居住区はまるで迷路のように入り組んだ構造になっており、


一度入り込んだら中々抜け出せず、地図アプリで現在地を確認することもしばしば。



そんな旅人の様子をみて声を掛けてくるのが悪質ガイドの連中。


フェスは悪名高き詐欺とぼったくりの街とも言われており、


親切心で道案内をしてくれたと思ったら最後にがっつりお金を請求された、なんてのは良くある話。



事実、宿のオーナーにも『ガイドや、馴れ馴れしく声を掛けてくる奴等には決してついていくな』と口酸っぱく言われていた。






ふふふ。さすがは世界三大うざい国、最後の国であるモロッコ!


相手にとって不足なし!(`・ω・´)



そんくらいでビビるワタシではないわ。




さぁ!どっからでもかかってらっしゃい!(チョイチョイ) ←手招き





さぁ!( ̄▽ ̄)







さぁ!(`・ω・´)







さぁッ!(`Д´)

↑女の子『何意気込んでんの?ぷぷぷ♪』の顔

















(´・ω・`)‥‥←誰にも声掛けられなかった





‥‥‥‥‥‥。(※無言でモロッココーヒータイム)



ズズズズ‥‥。




金曜日(休日)でした。( ̄▽ ̄;)








サボテンの実




表現しがたい不思議な味がしたが、ここではフルーツとして大人気。





「へーい!ジャパニーズ!」


「今から飛び込むからうまーく撮ってよ!」


でやぁーーー。



子供たち「ちゃんと撮れた?」
ゆ「うん♪ばっちりだよー!ホラホラ(*^^*)」







子供『はい。じゃあ1ディルハムね』








……なんでやねん(´・ω・`)















宿に戻るとオーナーがメロンをご馳走してくれた。


オーナー「はーい♪調子はどう?」


ゆ『眠い……(;´Д`)ねぇねぇ、部屋暑すぎるよ( ̄▽ ̄;)部屋変えられないかな?昨日一睡も出来なかったんだよね……』



オーナー「おー、それは申し訳ない。よし、部屋移動して良いよ」




ゆ「えっ♪(°∀°)良いの!?わーい。」




オーナー「もちろんさ。ちょうどもう一人日本人いることだし。へーい!なぎさ!









なぎさ?(・ω・)









オーナー『じゃあ二人でツインルームね』













……(・ω・)えと‥‥



こーゆーの、前にも無かったっけ?
主にスリランカ編で‥‥





こうして、二人のトラブルトラベルが始まった。







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暑い。

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