101話 カイロに別れを



エジプトのカイロに来て早10日。




良くも悪くも居心地の良さが原因でここを離れる踏ん切りがつかなかったカイロでの日々も


そろそろ潮時かなと思い始めた。





さて、、、次はどこへ向かおうか…





今日は宿で仲良くなったイケメンりょうたくん(右)と、飲んだくれテルさん(左)の二人が


『唸る豪腕!男のカレーライス』を作ってくれた。

もちろんワタシも何かお役に立てることがあるはずだと奮い立ち(`・ω・´)



二人に成功と幸福が訪れることを一生懸命祈ることにした。(←ぼーっとしてただけ)




インド以来のカレーと、溢れる日本語で大満足のディナー

 
(後に皿洗い大臣という重要ポジションに着任)






もうねー、楽しいよね。

学生時代に戻ったみたいにバカやったり、

夜遅くまで語り合ったり、


そんな毎日を過ごして、あっという間に時間が過ぎてしまう。



すでにここでの生活サイクルもパターン化してきたし。









昼過ぎまでだらだら過ごしたあとは、馴染みの生フルーツしぼりのおっさんの店に顔を出す。

レジでお金を払い、レシートをおっさんに渡すとご覧の通りのエロ顔でオレンジやらバナナやらを搾ってくれる。

値段は3ポンド。50円にも満たない金額。


その場でクイッと飲みほす。(もちろん手はしっかり腰に当てております。)







あとは大体散歩タイム。


たまに遠出するとスラム街の様な危ない地域に知らずに踏み入ってしまうことも。



まぁ大丈夫だろと、気楽に歩いていたらガバッと見知らぬ男に腕を掴まれてどこかに連れてかれそうになったことは多分気のせいだな。うん。そうに違いない。










いつの間にかスラム街すら越えて死者の街とやらにまで来てしまった。


ここは墓場で人々が暮らす町。バイオハザード好きという理由だけで踏み入ってしまった危険な地域。

イスラム教徒の墓がそこらじゅうにある。


その墓を代々守ってきている墓守りの一族や、勝手に移り住んできた人々がひっそりと暮らしている。


ガッツリ貧困地区。

↑街の入り口


これが入り口って相当ヤバイよね( ̄▽ ̄;)





そこらじゅうにある墓や廃墟からはなにやら不気味な存在感を感じる。


野犬は多いし、瓦礫の残骸が散らばっている。







……うん。帰ろう(´・ω・`) (←なんとなく危機を察知)









1日の終わりは必ずお気に入りのカフェでマンゴージュースとアップルフレイバーのシーシャ(7ポンド=110円)を吸ってまったり。




さて、そろそろ考えなければならない次の行き先。
 

沈没してる場合じゃないんだよこちとら。(今さら?)


まだまだ旅は続くし、しいてゆーならまだ旅の半分しか終わってないんだから!多分!



ここにずーっといてはいかんのだ!



ガイドブックをペラペラめくってみる。


ナイル川沿いを南に進めばアスワンやルクソールなどの遺跡都市がある。


行かないね( ̄▽ ̄;)




やはりここはダハブにいくか。


ダハブは旅人で知らない人はいないくらい有名な町で


恋するダハブとも呼ばれる場所。


詳しくは知らないが、あまりの居心地の良さに沈没する旅人があとを絶たないらしい。



それほど魅力的ってことだよね(・∀・)



沈没生活を終わらせるために移動しようというのに、


目指す場所が沈没スポットの聖地とは……




ここは誘惑に負けない大人の姿勢で望まないとまじでヤバそうだ。









ちょうどテルさんえりなちゃんもダハブに行くと言うことで三人での移動となった。

ありがとう、ベニス細川のみんな。元気でね。


多分また帰ってくるけど(・∀・)


こうして旅人のメッカ、ダハブへと旅立つことになりました。







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