モロッコに着いてからが大変でした(´∀`;)
スペインから早朝のフェリーに乗り、
モロッコのタンジェっていう街の港に着くと思ってたのに
だいぶ右の方で降ろされました( ゚ ▽ ゚ ;)
なんで?タンジェに行くって確認したのに‥‥
しかもなーーんにも無い所。
家とか建物何にもない。
ただの貨物船のたまり場。
とりあえずたくさんのモロッコ人と一緒に降りてみる。
うーん。まずは目的地の青い街シャウエンに行きたいんだけど……どうやって行けば良いのかな(・ω・) ←下調べしろよ
みんなドンドン自分達のツアー会社のバスに乗り込んで出発してる。
あ、みんなここから街へのバス手配してるんだ。( ゚ ▽ ゚ ;) ←してない人
うーん、普通の路線バスは無いのかな?(´・ω・`)
あちこちフラフラ歩き回ってもバスの標識とか無い。
とりあえずおっちゃん達に聞いてみよう。
ゆ「すいませーん(´∀`)。シャウエン行きたいんですけど…」
おっちゃん「ぺらぺらぺらー……」
ゆ「…………え?(・∀・)」
おっちゃん「すぴーくアラビック(アラビア語)?」
ゆ「ノー(・∀・)」
おっちゃん「すぴーくスパニッシュ?」
ゆ「……ノー( ゚ ▽ ゚ ;)」
おっちゃん「…………。」 ←悲しい目
はっ!ここ英語全く通じねぇ(((( ;°Д°))))
ダメだ!その後10人くらいに聞いてみてもみんな同じ!(´Д`;)
フィリピン留学で鍛えた英語力もここでは通用しないのか!?‥‥いや、待てそもそも留学してない!記憶違いだ。
こーなったら必殺!『単語だけで乗り切るの術』を使うしか。
ゆ「シャウエン!シャウエン!」
おっちゃん「おー、シャウエン!」
ゆ「いえすいえす!シャウエン!(°∀°)」
おっちゃん「ぺらぺらぺらーノーシャウエン。」
え?ノーシャウエン?もしかしてここからでは行けないってこと?(´・ω・`)
あぁ、言葉が通じないって不便。
歩き回ってそこらじゅうの人に『シャウエン』を連呼してみた。
誰に聞いても答えは『ノーシャウエン。』
(´・ω・`)んー‥‥困ったな。
おっちゃん「ぺらぺらぺらー、シャウエン、ぺらぺらぺらー、タクシー」
ん?あぁ多分タクシーで行けと言ってるなさては?
ゆ『ハウマッチ?ハウマッチ?』
おっちゃん「‥‥‥‥‥‥はうまち?」
あ、そか。英語ツウジナイノネ……
ええぃ!クソ!マネーだよ!マネー!(指でお金を数えるジェスチャーをする。)
おっちゃん「おー、マネー!2500ディルハム!」
2500だと?ちょっと待ってね。
2500って日本円に換算すると……
3万円ぢゃねーか(((゜д゜;)))
無理ー(;´Д`)
ゆ「おっちゃん、バスで行きたい!(°∀°)バス。ノータクシー!バス!バス!」
おっちゃん「…………ばす?」
ええぃ!クソ!(2度目)
あれだよあれ! (団体客が乗り込んでる近くのバスを指差す。)
おっちゃん「おー、アウトブス!」(ここではバスの事をアウトブスと言うらしい。)
ゆ「そうそう。そのアウトブスだかストライクブスでシャウエンに行……」
おっちゃん「ノーシャウエン」
……(´・ω・`)
……このやりとり何だったんだ……
と思ったが、その直後に閃いた。
そうだ!まずはもともと着く予定だったタンジェに行こう。
そこなら必ずバスターミナルがあるし、シャウエン行きもきっとある!(゚∀゚*)
ゆ「おっちゃん!アウトブス!タンジェ!タンジェ!」
おっちゃん「おー、タンジェ!」
ゆ「いえす!いえす!(°∀°)バスストップはどこ? 」
おっちゃん「…………ばすすと?」
‥‥もういいよ、その流れ!(。`Д´。)
その後も何人かに、『アウトブス!タンジェ!where?』
(直訳 : バス!タンジェ行き!どこどこー(・∀・)?)
を、連呼しまくった結果……
『あっちの方角へ歩けばある!』
という不確実極まりない情報だけを手に入れたので、とりあえず歩いてみます。
歩く。
歩く。
歩く。
あっ……た?…よね?( ゚ ▽ ゚ ;)
これ、、、バス停……だよね。
うん。そうだね。間違いない。
これしかないよ。絶対そうだ!じっちゃんの名にかけて
ふう。とりあえずこれで何とかなりそうだな。
30分後……
来ねぇな。アウトブス。(遠い目)
お腹すいたし、暑いし。
そして1時間後にようやくバスは現れ、タンジェを目指す。
運賃は7ディルハム(88円)。
あ、、、しまった。モロッコのお金持ってない( ゚ ▽ ゚ ;) ←アホ
運転手さんにユーロでも払えるかを聞いていたら、
なんと!一番前の席に座っていたおっちゃんが代わりに払ってくれた。
おっちゃん……(´・ω・`)ありがとう。
一時間ほど走ったバスはタンジェの街にたどり着いた。
また何も無い場所に降ろされた。
さーて、、、ここから長距離バスターミナルにはどうやって行くのカナ?( ̄ー ̄;)
再び困っていると、さっきのお金払ってくれたおっちゃんが「シャウエン行きたいんだろ?バスターミナルまで一緒に行こう」と誘ってくれた。…様な気がした。(言葉一ミリも分からないので雰囲気で察知した)
しかもなんとタクシー!
俺がお金持ってないって知ってる上で、わざわざタクシーで送ってくれた。
お金も取らずに颯爽と去っていくおっちゃん。(´・ω・`)
なんて優しいんだっ!(´□`。)
きっと自分の目的地とは全然方向が違っただろうに、見ず知らずの外国人にそこまでしてくれるなんて……
感謝してもし足りないっ!ほんとにありがとう!(。>0<。)
そして既にモロッコ好きだっ!
とうとう見つけたぜ!シャウエン行きのバス…じゃなかった!アウトブス!
こうしてなんとかシャウエン行きのバスに乗り込むことが出来ました。
なんだかまるでドラクエの様な旅の1日だったな。
色んな人に話し掛けて情報を得たり、思い出深い出会いがあったり。
一体今日だけで何十人の人達に道を訪ね、
一体今日だけで何十人の人達に助けられたんだろう。
辛いこともあるけど、それ以上に嬉しいことの方がたくさん見つかる。
これこそまさに『旅の魅力』だよね♪
いやー、久しぶりにバックバッカーらしい1日を過ごした気がする(´∀`)。
こーゆー地道で不確かな旅が好きって人じゃないと楽しめないと思うけど
ワタシの場合は、終始戸惑いの連続を結構楽しんでる自分がいて、
やっぱりこーゆーのがあるから旅はやめられないなーと思った。
さっ!次回はいよいよモロッコ編本番でございます。
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