106話 エジプトのラマダーン



むかーしむかし、あるサウジアラビア(?)にムハンマドとかゆーおっさんがおったそうな。



ある日おっさんが洞窟で瞑想していると



いきなり天使が現れてムハンマドに『今から神さんからの言葉伝えっから』と言い出し、




神アッラーの言葉を伝えたらしい。



ムハンマドは急いで街に戻って、



『ちょ…!神様とすげー話しちゃったんだけど、まぢやべーよ、聞く?聞きたいっしょ?ちょ待てよっ(※主演=キムタク)


と、布教活動を始めたのがイスラム教の始まりらしいです。





どーやらムハンマドが言うには、

『毎日神に祈ったり、えっちぃ欲とかを諸々絶てば死んだ時に天国行きのチケットもらえるよー』ってことらしく、




お酒もダメ
ブタさん食べてもダメ
女の子とイチャイチャもダメ





らしいです。






ま、その理論でいくと



天国に日本人はいないんじゃねーかなと思います( ゚ ▽ ゚ ;)


まず、祈ってないし。


たぶん日本食とか無いですね。天国。


味噌無いです。


醤油があったらラッキーくらいです。


納豆なんて夢のまた夢


あ、味の素があれば自炊がだいぶ助か…(略) ←しつこい











そんなイスラム教の皆さんがリアルタイムで頑張ってるなう、なのが『ラマダーン』です。





断食(ラマダーン)も天国に行くための必須事項だそうで、


昼間は水も食べ物も一切口にしない。


厳しい人は自分のツバも飲み込まずに吐き出してます。(そーゆーの見ると無理やり飲み込ませてやりたくなる。)




世界中の5人に1人の割合のイスラム教徒がトライしているわけですが



個人的な弊害は酒屋がしまっていることくらいでしょうか。



そうです。


つまり大問題です。


エジプト第2の都市アレキサンドリア


ここでももちろんラマダーンは行われています。

(※アレキサンドリアと聞いてファイナルファンタジー9を思い浮かべてしまうのは僕だけでしょうか(`・ω・´))






街の様子はやっぱり、ローマ帝国の影響からかギリシャに似てる気がしますね。

けっこー都会。









ダハブの宿からずーっと女子会仲間の‥、いやいや旅仲間のまいちゃんと洋くん。


NEW WELCOME HOTEL という所にたまたまトリプルの部屋があったので1泊30ポンド(470円)で宿まります。



ふふふ。何故このアレキサンドリアに来たかというとね。



ウニが食べられると聞いたのですよ(´∀`)


近くの海で取ったウニをその場で食べれちゃうってゆーファンキーなお話を聞いたので飛んで来ちゃいました。


うにですよUNI (°∀°)







テンション上がりまくり!

まいちゃんもテンション上がり過ぎてるようで、

バイオハザード的な洋館風エレベーターにワタシを閉じ込めるという遊びをしてから宿を出て行ってしまわれました。(つまり置いてかれた)





歩いてしばらくたってからウニが全然見つからないことに気付きます。



そこでその辺にいたおじさんに聞いてみます。





ゆ「ねーねー、おじさん。ウニってどこのレストランで食べられるの?」




するとおじさんは優しい声でこんなことを言いました。










は?ラマダーン中だし誰も漁になんか出ないよ』






(((( ;°Д°))))




なんですとぉぉぉぉ!?



ラマダーン中はウニを採ってない?



そうなのか?



確かにこんだけ歩いても魚一匹見つからないし、そもそも漁に出ないのか?



なんで?



てゆーか今さら気付いたけど昼間に出掛けてもラマダーン中だからレストラン全部しまってるんだよね。



まさにクールポコ状態というやつです。




とゆーことで、念願のラマダーンに参戦出来て嬉しいな。てへ。 (やせ我慢)






腹へった(´・ω・`)




マックとかケンタッキーは開いてるけど高いしね。



2時間後(笑)

結局何も食べずに夕方になってしまった。


お腹が減りすぎて、発狂しそう‥




そんなとき、



「へい!こっちこいよ」
「あんた達も混ざりなよー」


的な声が聞こえてきました。



見ると大人数の人々が外で食卓を囲い、今まさにご飯を食べようとしているところでした。

う、うぉぉ、、美味しそう(゜д゜;)



あれ?ラマダーンは、、、あ、もう今日は終わりの時間か( ̄□ ̄)



気付くと夜の7時。
今日のラマダーンは終わりの時刻です。




どうやら混ざって一緒に朝御飯を食べようと言ってくれてるらしく (彼らにとってはラマダーン明けがようやく朝ごはんとなる)



3人ともあまりの空腹ゆえに、お言葉に甘えることにした。

トマトと豆のスープ。
コフタが乗ったバターライス。
リンゴジュース。


死ぬほど空腹だった為黙々と食べます。
めちゃめちゃ旨い。
もはや無我夢中!



ラマダーン明けは皆、胃の中が空っぽになってるから胃に優しい料理からまず食べるんだとか。




おかわりも自由。




そして無料‼(°д°;)




お金は取らないんだって。






クソ暑い中、丸一日水の一杯も飲めずにラマダーンに耐え、



絶対辛いはずなのに誰も顔には出さずに平然と過ごし、



ラマダーンが終わったら


国中の人が今日も1日頑張ったねと一斉に食事を始める。



たまたま観光に来てた外国人にもなんの躊躇もなく自分達の食事を分け与える。




凄い文化だよね。






イスラム教の教えの中に『貧しい人を救いなさい』っていうのがある。



そもそもこんなに辛いラマダーンを何故やるかって


貧しい人達の苦しみを忘れないため、なんだよね。



食べ物の有り難みや食べ物を与えてくれた神に感謝する機会を一年に一回、ラマダーン月で皆が実感する。









なんか、、、










イスラム教って凄く良い宗教なんじゃね?って思えてくる。                   



そう思うとラマダーンも良い経験だと思えます。続ける気はさらさら無いが。






まぁ、なんてゆーか。何が言いたいかっていうと





結局ウニの影も形も見つからなかったので、ホテルで昼寝ばっかりして終わったってこと。






女王さ‥まいちゃんはマッサージがお好き。(される側限定)






あ。ちなみにラマダーンの月は夜になると一斉に盛り上がりますので





こーんな移動型遊園地で遊んだり



こーんな景品の無い射的で遊んだり出来ます。









まぁ、ラマダーンの魅力は分かったんだけどね‥




そろそろお酒のみたひ‥( ̄▽ ̄;)









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